塩の道【千国街道】その2 池田町編

「塩の道  漕げば自転車  池田町をゆく」と、今回も自転車の旅だ。前回は3ヶ月ほど前にわが街、安曇野を縦断する塩の道を散策した。今回の出発点は前回の終着地、高瀬橋を渡った安曇野市と池田町との市境からだ。自宅からここまでは自転車で約30分、本番に備えて一応、電動アシストの電源を切ってきた。ここからは電源ONして、のんびりと足こぎをしながら、いざ出発!

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池田町は里山の低山をバックにした丘陵地帯で、北アルプスを見渡すように南北に延びている。塩の道は幹線道路の脇に並行して伸び、丘陵地の中腹沿いには別の北アルプス・パノラマロードが並走していて、それぞれの道には異なった赴きがある。この辺り一帯はIターンの別荘エリアとしても人気があり、道中にはかくしゃくとした伝統家屋に交ざって、北欧風の住居も目立つ。塩の道は北アルプスの遠景を楽しみながら田園地帯に沿って当初はなだらかに、そして大町市近くからはアップダウンの多い道となる。市境を越え電動アシストが悲鳴を上げる坂道を登りきって、今回のゴールである国宝「仁科神明宮」にたどり着いた。「塩の道」– 池田町編、約10kmの小さな旅も終点だ。道中に眺めた有明山、餓鬼岳、北葛岳、針ノ木岳、蓮華岳の北アルプスの山々は青くかすんで、荘厳な佇まいだった。

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