宮部みゆき「誰か」を読んで

宮部みゆきの最新作を図書館で貸出し予約している。最新作では杉村三郎シリーズの探偵ものが出てくるようだが、この探偵には馴染みがない。そこで、予約順が来るまでにどんな探偵なのか過去本を拾い読みすることにした。題記の小説は杉村三郎のデビューを飾る作品のようだ。主人公は探偵を生業にするのかと想像していたら普通のサラリーマンだった。登場人物も奇抜な人は出てこず、普通の人間が織りなす物語の延長で、ゾクゾクするようなミステリーではなかった。それでも流石にミステリー作家の大御所、ずいずいとストーリに引き込まれ、気が付いたら384頁の長編を一気に読み終えていた。

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