10日ほど前に読んだ杉村三郎シリーズの最新作では、主人公はいきなり離婚後の探偵になっていた。初作を読んだ後、第4作目の最新作にスキップしたので経緯がつかめず面食らったので、このシリーズを網羅読みすることにした。今回読んだのは第2作目で、杉村三郎は初作と同じ大企業の1サラリーマンとして探偵もどきを演ずる設定でデビュー作の延長線上の作風だった。その中で、前作でのこぼれ話やエピローグで探偵として独立をほのめかすなど、このシリーズの繋ぎを果たすに十分な出来だ。500頁弱の長編を読み進む中で、ここぞと言った大事件に終始するわけではなく、断片的とも言える出来事が日常的に扱われていて、少し退屈さが漂いつつもストーリーが面白く展開する様に斬新さを感じた。推理作家の緻密な頭脳を垣間見た感がした。さて、残るは第3作目だ。
Monthly photo – 2023.9
アーカイブ
カテゴリー
-
最近の投稿
最近のコメント
- 戸隠の中社 に 小宮山 務 より
- ウォーキングでスタバへ に 安曇野の風 より
- ウォーキングでスタバへ に 小宮山 務 より
- 昨日、爺ヶ岳に登る に 安曇野の風 より
- 昨日、爺ヶ岳に登る に 小宮山 務 より
- ブログ、復旧で.. に 安曇野の風 より
- ブログ、復旧で.. に 小宮山 務 より
- ポインセチア、短日処理 に 安曇野の風 より
- ポインセチア、短日処理 に 厳島 より
- ひまわり、満開です に 安曇野の風 より
メタ情報