ヨシタケシンスケ「あるかしら書店」を読んで

安曇野市図書館のWeb検索で、新刊情報の中から面白そうな本があったので予約し、手にしたのが題記の本だ。それは予想に反して、コミック本だった。正確には絵本で、どちらかというと大人向けなのだろう。著者をWeb検索すると確かに絵本作家で、発刊するたびにいろいろな賞を受賞することが多く当代の人気作家のようだ。私は今回、初めて読んだ(見た)が、とにかく面白い。目次が本棚になっていて、本をテーマにこんな本があったらいいな、こんなことがあれば楽しいなと思わせるようでなかなか洒落ている。でも実際は存在しない町外れの本屋さんを舞台に客が望む本を店主が探し出した本には、夢たっぷりの物語やちょっぴり皮肉なお話が絵本となっていて最初から最後まで楽しめた。絵もうまいが話も凝っていて、超お勧めの絵本だ。この作家の絵本が図書館にはまだあるようで、この先ハマりそうな気がする。

安曇野の風 について

安曇野に巣くう極楽トンボ
カテゴリー: 読書 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。