高嶋哲夫「首都崩壊」を読んで

201409019月に入り、今日は防災の日です。天候不順の中、全国では200数十万の人々が防災訓練に参加したそうです。
とりわけ防災の日を意識したわけではないが、題記の本を読んだ。マグニチュード8級の大地震が東京を直撃することをテーマにヘッジファンドや信用格付け会社の画策で世界経済を震撼させて崩壊に瀕していくストーリ展開だ。米国大統領や首相他のトップも絡みスケール感もあって、楽しめる内容だ。東日本大震災の未曾有の被災を経験し、次なる南海トラフや首都直下型地震、富士山の噴火誘発などが懸念される昨今、シナリオがまるで将来を予見したが如く現実みを帯びてきて面白く読めた。その昔、一世を風靡した小松左京の「日本沈没」を思い興した小説だった。

カテゴリー: 読書 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。