全くの私ごとで恐縮です。4月1日、新年度になりました。新入生の児童でもないのにワクワクします。そうです、1年間と長かったピアノ課題曲の更新時期で、次はどの曲にしようか心ときめかせています。ピアノの独学を始めて、この4月で4年目になりました。初めて鍵盤を手にしてから丸3年。初年度はバイエル70番台で挫折したにも拘らず、2年目は無謀にもバッハのゴルトベルク変奏曲「アリア」に挑戦し、我流ながら何とかこなせるようになりました。3年目はショパン・ノクターン#21、通常速度から25%スピードダウンしてこれも何とか食らいつけました。まあ、あと3ヶ月ほどでこれまた、自己満足の領域になろうかと思っています。丁度1年前のバッハのように..。さて4年目の課題曲ですが、やはりモーツァルトが弾きたいです。できればソナタ級のものがと、身のほど知らずの果敢な挑戦です。モーツァルトのピアノソナタと言えば、10番台が名曲揃いで、添付画像の4曲の中から選ぶことにしました。クリックして巨匠の奏でるYouTubeでの名曲をお聞きください。このYouTubeでは第1楽章のみですが、今回の果敢な挑戦でも第1楽章に絞らざるを得ません。が、モーツァルトのソナタは第1楽章がAllegro等の早いテンポがほとんどで、この楽章が弾ければ技量的には後は制覇できる、と気負っています。4曲中から選ぶと言っても、娘の残した譜面と睨めっこしながら聴くと、
- #10はモーツァルトらしい軽快で心弾むリズムが魅力の曲ながら、果たして指をマジックのように動かすことができるか、32分音符の連続はいたるところでフローズンすること必置の模様。
- #11、最初は8分音符止まりのゆっくりなテンポで始まるものの、バリエーションが進むに従い、64分音符の高速領域へ、そしてとどめはとても弾けないオクターブ和音の連弾があって、万事休す。4曲中の最難関、間違いなし。
- #13、きらびやかで転がるようなテンポが醸し出すモーツァルト・ワールドにどっぷり浸かれるのは聴く側で、弾く側のハイテクな指使いはロートルの身にはちょっときついか...。
- #16、これはイケる。流れるメロディーが左右両手にスイングする様はなんとも心に響く。テンポは早いが無性に挑戦をかきたてる。4曲中、一番シンプルな譜面で、16分音符止まりの高速域は心持ち弾けそう...。
何だかんだと言っても、前年度のショパンと同じように弾けそうな曲は1曲しかなし、といった感じで今年の課題曲はK.545ピアノソナタ第16番の第1楽章としました。こう宣言しても途中挫折してエイプリル・フールにならないよう、頑張ります! 進捗等は当ブログで...。