本日、松本のキッセイ文化ホールで開催された掲題のコンサートに行きました。ワケありで、今回はうちのオバはんと同伴です。主催は安曇野楽友会で、事務局長は同じ団地内に住む山仲間の一人です。年1回の演奏会は今年は「大ミサ曲」でした。昨年はバッハ「マタイ受難曲」でしたが、今年も地元合唱団は百余名と大迫力でした。そして、オペラ界で今や人気絶頂の森麻季と林美智子の独唱コラボもみごとでした。このモーツァルトの「大ミサ曲」はいわく付きでも有名で、注文を受けずに自発的に作曲されたようです。コンスタンツェとの結婚に反対した父に取り持とうと父のいるザルツブルグで妻がソプラノ歌手としてお披露目するために書かれて初演されたが、曲そのものは未完に終わっています。こ1時間ほどの大曲で、どこが未完なのかよくわかりませんが、私は初めて生を聴きました。レクイエムのように口ずさめる有名な旋律はないものの、じっくりと味わえる曲でした。
前曲の「田園」は田中裕子指揮、オルケストラ・クラシカの管弦楽による演奏で、若い楽員を巧みに指揮して初々しい爽やかな音色の「田園」でした。
それにしても、2000人は入る大ホールがほぼ満席のコンサートで、この地方の音楽熱は確かです。スキーのように若者より、老練な人が多いのが気になりますが...。