中山七里「どこかでベートーヴェン」を読んで

中山七里の最新作を読んだ。本作は「岬洋平シリーズ」の3作「さよならドビッシー」「おやすみラフマニノフ」「いつまでもショパン」の続編で、今回は校内殺人事件を取り上げている。このシリーズの全作を読んだわけではないが、以前に読んだ「いつまでもショパン」と似た感じだった。音楽内容の記述が多くて冗長となり、推理小説としては盛り上げりに欠けていて、どうも馴染めない。予告に次回は「もう一度ベートーヴェン」のアナウンスがあったが、「もう一度」読むかどうかは微妙だ。

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