椎名誠「あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入」を読んで

何やらあやしい本を読んだ。シリーズものらしく「あやしい探検隊」と名の付く本はすでに10冊を超えているようだ。豊富なラインナップだが、椎名誠の本を読むのはたぶん初めてだと思う。旅行記風だが、旅先は1箇所で探検どころか破天荒仲間の合宿風景を描いた顛末記で、面白おかしいエピソードのオンパレードだ。読んでいて楽しいが、読後の充足感や印象に残る内容があまりなく、何を書いた本なのか目的や主張の見えない本だった。

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