昨年末の図書館で、芥川賞候補にノミネートされた雑誌が陳列されていてこれを借りて年始に読んだのがこの本だ。初めて読む作家だが、過去にも芥川賞候補に3度もノミネートされたこともある実力者のようだ。文体は幼稚と言っても良いほど単純でわかりやすい文章だ。だが、主人公の感情表現や主張もなく淡々と日々の生活を綴っているだけで、これが芥川賞候補になったのが不思議に思われる。この作家が劇団を主宰していたこともあり、おそらく演劇や脚本などの分野に秀でたところがあるのだろう。読んでいて物語の光景が、そして読み終わった後にもその残像が目に浮かぶのが唯一、この本の持つ魅力だったような気がする。自分にとってはほとんど理解しがたい内容だった。
Monthly photo – 2023.9
アーカイブ
カテゴリー
-
最近の投稿
最近のコメント
- 戸隠の中社 に 小宮山 務 より
- ウォーキングでスタバへ に 安曇野の風 より
- ウォーキングでスタバへ に 小宮山 務 より
- 昨日、爺ヶ岳に登る に 安曇野の風 より
- 昨日、爺ヶ岳に登る に 小宮山 務 より
- ブログ、復旧で.. に 安曇野の風 より
- ブログ、復旧で.. に 小宮山 務 より
- ポインセチア、短日処理 に 安曇野の風 より
- ポインセチア、短日処理 に 厳島 より
- ひまわり、満開です に 安曇野の風 より
メタ情報