最後の一葉

20151111秋も深まり、ここ安曇野は平地の落葉も凄まじい勢いです。木々によって落葉時期は異なりますが、高山のナナカマドやダケカンバはとっくに、そして近くのイチョウも散りました。今はモミジがかろうじて赤らんでいるようです。我が家の庭先の桂の木もすっかり落葉しました。否、そのはずが一枚だけ葉が残っているのを今朝、気づきました。早速、写真に納めた脇で、うちのオバはんが「最後の一葉だ!」と奇声を発しました。促すと、それは美談で、「とある病いの人が窓辺にある木の最後の一葉が落ちた時に私は死ぬ、と意気消沈していたところ、いつまでも最後の一枚が落ちないのに勇気づけられて一命を取りとめた。が、実はその一枚は本物ではなく、隣人が描いた絵だった」の落ちのある話、と説明してくれました。はっはー、私も思い出しました。オー・ヘンリの短編小説、確か隣人はしがない画家で寒い嵐の中、見事な絵を描いたものの肺炎を患い、その後にすぐに亡くなったと言う悲しいお話でした。オバはんは美談、私は悲劇と記憶の中の思い出が異なるのも、我が夫婦間ではよくある話です。ある友人が慰めてくれたこともあります。「夫婦は似た者同士の馴れ合いよりも、すれ違うことの多い方が新鮮で、いつまでも保つのよ」と..。確かにもっているようです。

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珍メール、The North Face

20151110たまに身に覚えのないところから電子メールが来ることがありますが、先日はThe North Face のお店らしきところからきました。何やらOutlet のバーゲンで軒並み50%以上の値引きに驚きました。松本市にあるカモシカスポーツからのハガキ案内では、期間限定のみ10%引きがせいぜいなのに、このOutletでは最大74%引きと、またとないチャンスです。どこからの案内かと目を追うと、何とカルフォルニア、ロサンゼルスからでした。何ともお騒がせな珍メールです。それにしてもリンクされたwebページを見ると、1F〜15Fまで各種の品物が列挙されていて、本当に15階までのお店があるのか、これだけのダンピング価格はマジかと大いに驚いた次第です。よーし、今度ロスに行ったら、現地で爆買いだ! と、決して訪れそうにないチャンスとありもしない資金には目もくれず、楽しいひと時を味わいました。

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ポインセチア、色づきました

201511092か月前、当ブログでポインセチアの短日処理を始めたことを書きました。毎日、朝には外へ夕刻からは納戸の中へと場所替えしてきました。11月に入っていよいよ色づきも増し、先日からは短日処理を終えて家内の指定場所に設置しました。写真は短日処理で赤く色づいたものと最近、購入した白を並べて撮ったものです。向かって左から4歳、1歳、3歳と兄弟(姉妹?)がそろいました。両脇の先輩の鉢も1年目は真ん中にあるものと同じくらいの大きさでした。成長ぶりには目を見張るばかりで、この先も大きくなるのか、そして置き場所が確保できるのか、また心配事が増えました。オバはん、購入前にちと先の事を考えてくれ!

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長野県限定ウィスキー「信州」

20151108以前に当ブログで、ニッカウィスキーの余市が値上げとなったことをボヤきました。冬場は夏のジンからウィスキーに鞍替えるのが習性で、とりわけこの数年はニッカに偏って飲んでいました。ところが、今年は「余市」のみならず「竹鶴ピュアモルト」もここへ来て、いきなりの値上げです。700ml 2000円弱で買えたものが、ラベルも変わらずに最近では3000円(税込)以上もします。何のアナウンスもない値上げには閉口しています。マッサン・ブームに起因した横暴がまかり通るならば、この際代替品にしようとあれこれ物色してみました。本場、スコッチも良さそうなのですが、店の片隅に掲題のウィスキーがあり長野県限定の文字に惹かれて買ってみました。720mlで税込1350円です。信州マルス蒸留所の製品とのことでネットで調べると、この会社の創設者はあのニッカ竹鶴の元上司だったようです。ラベルの説明書きには「信州の豊かな自然、澄んだ空気を感じさせる爽快な味とモルトの華やかな香りが特徴」とありました。飲んでみて、芳醇な力強さには欠けるもののラベルの台詞にそう違和感はなく、コストパフォーマンスはよろしいようです。しばらくはリピートしてみようかと思っています。何せ信州人ですから、なんちゃって...。

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大根、収穫です

201511072ヶ月ほど前に種を植えた大根ですが、ようやく収穫時となりました。写真は今日、採った大根でずっしりと大きく育ちました。先日来、少しづつ採り出したのですが、最初のものは細かったり、三つ足の不揃いだったりしました。味もおろすと、とても辛かったりしました。今日の大根は千切りにしてサラダに和えたところ、甘く瑞々しい味でした。うちオバはんは「言うのも何だけど、これはかなり自慢できる」とドヤ顔で、平然と言ってました。

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里山の秋

20151106このところいい日が続いています。よく晴れて風もなく穏やかで、こんな日をきっと小春日和とでも言うのでしょう。今日は家から歩いて数分のところの写真を撮りました。北アルプスとは逆方向の春先によく登る山で、向かって右から光城山と長峰山です。それぞれの山頂には建造物らしきものが小さく写っています。この里山にも今が紅葉のひと時です。圧倒的な派手さはありませんが、いかにも晩秋の落ち着いた雰囲気があって、これも絵になりますね。

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北の山

20151105昨日、今日と天気はピリカンで、山もよく見えました。写真は今日、夕刻前の我が家の窓越しに見た風景です。左下のルーペ拡大した山が白馬三山で、まだまだ白銀ではないですが、だいぶ白くなってきました。北の山は着々と冬模様が進み、スキーシーズンももうじきですね。

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越前、大野市

20151104今日はうちのオバはんと福井県大野市に行ってきました。以前から一度は行ってみたかった福井県ですが、岐阜県高山の先から県境を越えると結構、気軽に行けることが分かり、日帰りドライブしてきました。写真は大野城から見た日本百名山の荒島岳です。北陸の小京都と言われる大野市ですが、碁盤の目に発達した城下町は半年前に行った郡上八幡とはまた違った趣がありました。道中の九頭竜湖は紅葉のピークで、広大でスケール感溢れる景色が楽しめました。山や渓谷の紅葉は信州だけの特権ではなかったのですね。日帰りとは言え、往復約450kmの旅は一般道がほとんどで疲れた1日でした。

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安曇野スタイル、最終日

20151103昨日の雨天から天気も回復し、お出かけ日和となりました。安曇野スタイルの最終日でもあり、今日はAzuminolike号で一人気ままの外出です。会場オープンの午前10時に合わせてスタートし、有明山神社の奥まで坂道を上り詰め、松川村のちひろ美術館に出て、その川向こうの池田町に渡り、山腹の北アルプス展望美術館を最後に帰ってきました。帰宅したのは午後6時で、使い果たしたバッテリーが祟り、最後には道中暗闇の中での帰還でした。まあ、よく遊んだ! 本日、立ち寄った会場は全部で16か所、一番のお気に入りは北アルプス展望美術館のデジタルアート展、ついでSKY版画工房での「安曇野の風景」画でした。イベント取材した写真はブログ投稿するのが憚れますので、途中の高瀬川大橋から見た北アルプスの風景を添えます。ルーペ拡大した右の山が今年登った針ノ木岳で、何やら近寄り難い荘厳な山に見えました。たった半日の小さな旅でしたが、サドルの感覚が今だ残った心地よい夜です。

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佐渡裕&シエナ、コンサート

20151102今日は松本のキッセイ文化ホールで開催されたコンサートに一人で行ってきました。佐渡裕が首席指揮者を務めるシエナ・ウインド・オーケストラが演奏するレスピーギ「ローマ三部作」です。ウインド・オーケストラとは、一般名詞で俗に吹奏楽団のことを意味することを初めて知りました。今回のウインドオケは初めて聴きましたが、有名なプロ集団のようで総勢70名弱もいました。コントラバスが2名いましたが、弦なしでフルオケ並みの人数です。それに今日のコンサートはチケット完売で、定員2000名の会場は隅々まで埋まって超満員でした。気付いたことを下記すると、

  • クラリネット奏者がコンサートマスターなるオケに初めて出会いました。
  • 最後のアンコールは地元のブラスと一緒に演奏するとのことで、何百人もが壇上に上がって驚きました。
  • 「ローマ三部作」はオーケストレーションが凄い曲で有名ですが、弦なしでもスケール感溢れる見事な演奏でした。
  • 佐渡裕のコンサートは初めてでしたが、トークコーナーもあって、マンボを歌いながら客席を巡り歩く姿にビックリしました。

フルオケにない味があってそれなりに楽しめたのですが、「ローマ三部作」はやはり弦の醍醐味が聴きたかった。

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