春めいてきました

20150224昨日、今日と外気温も上がり、家の周りの雪もなくなって、すっかり春めいてきました。霜であれほど盛り上がっていた土も以前に戻り一安心したのもつかの間、目をやると雑草が早くもはびこっていました。何とたくましい!などと言っているのは私だけか、うちのオバはんは庭や畑の草むしりに奔走し、カリカリしていた1日でした。画像は本日の穂高の気象データです。1〜2週間前までは最低気温がマイナス5〜10℃の日々だったのが嘘のようです。また冷え込んで、北の山にどかっと新雪が降ってほしいと思うこの頃です。

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柴崎友香「パノララ」を読んで

20150223半年前の芥川賞受賞作「春の庭」を書した作家の最新作を読んだ。実は前に読んだ受賞作の中身がどうだったか全く覚えておらず、平凡な暮らしをみずみずしいタッチで描く作家だった位しか記憶になく、自分の健忘さを嘆くばかりだ。今回の作品も同じようなタッチで、どこにでもいそうな主人公が周りの人々の生きざま見据えながらその日常を綴っている。残り1/5ほどの部分から、オカルトっぽい怖い場面が交錯して結末が案じられたが...、都会に暮らす人々の日常を作者の優しいまなざしで鮮やかに投影させた秀作だった。

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Photoshop 25周年

20150222Adobe社の画像アプリPhotoshop が2月19日で25周年を迎えたとのお知らせがありました。このアプリ、本ブログの写真編集にも毎日のように使用しています。私はかれこれ二十年来のユーザですが、まだ25年の歴史しかなかったことに驚きました。でも、その間の進化は恐ろしいもので、その力量のほんの一部しか使いこなせておらず、進化の真価を享受していないのも事実のようです。写真をクリックしてみてください。楽しい動画が見れますよ。

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斑尾高原スキー場に行きました

スキー日和の今日はうちのオバはんと斑尾(まだらお)に行きました。昨シーズンに引き続いて2度目です。前回は吹雪で風景は楽しめなかったのですが、今日はバッチリ。信越五山はじめ野尻湖、日本海もよく見えました。写真はスキー場、最上部のツリーランエリアで右下にスキーヤーが写っているアドベンチャーアイルと言うコースから眺めた風景です。この後はちょっとした冒険でした。それにしても若者であふれていた斑尾でした。

20150221

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名画「マクセル事件」

20150220昨日の名画に触発されてのブログで恐縮ですが、題記の事件をご存知でしょうか。その昔、1968年11月上旬より京都国立近代美術館で開催されていた「ロートレック展」で、最終日の12月27日に目玉の名画「マルセル」が忽然と姿を消した事件です。当時、日本史上最大の美術品盗難事件として世間を騒がせました。結局、7年後の時効成立直後に現品が見つかったものの、犯人検挙には至らず真相は謎のままです。この事件、忘却の彼方のようですが、私にとっては忘れがたきものです。実はその当時、高校の修学旅行が「京都・奈良」で、自由行動の合間にこの展覧会を見ました。その後、1ヶ月ほど経って盗難事件となり、大いに驚きました。ついでながら、その時に泊まった京都の宿屋が事件のあった12月に食中毒事件を起こして、全国ニュースにもなりました。何とも、懐かしい想い出です。

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名画 最高額

20150219今月の新聞で、名画の落札額が過去最高額を更新した記事がありました。どの名画がどのくらいの額になったのか、記事内容をすっかり忘れてしまったので、google検索してみました。題記のキーワードで検索した画面がこの画像です。画像クリックすると、ランキング上位結果を表示しているサイトにリンクさせました。1位はゴーギャンの絵で、推定取引額は355億円でした。アラブの石油王族が購入したようで、この先どこまで最高額が更新するやら青天井ですね。絵を志し絵では食えない人が圧倒的多数の世の中で、何とも不思議な世界です。

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八方尾根に行きました

20150218神奈川県からの来客があり、二人で白馬八方尾根スキー場に行きました。朝からあいにくの雪模様で、風はなかったものの中腹より上は濃いガスで滑れる状況になく、午後2時近くまではリーゼンスラロームの下の方を中心に滑りました。気温もかなりのプラスで寒さはみじんも感じないほどでした。写真はガスも上がった3時過ぎのスカイラインコースの様子です。気温も下がって雪も締まり、だいぶ滑りやすくなりました。スキー・コンディションはデリケートですが、気温はかなりのウェートを占めていると改めて実感しました。

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薪ストーブの焚き付け

20150217我が家の薪ストーブの焚き付けには建築端材を刻んだものを使っています。いきなり太い薪を燃やすことはできないので、まずはマッチで新聞紙に火をつけ、焚き付け用の端材を燃やして徐々に火勢をつけながら小ぶりの薪を燃やすに至ります。4シーズン目のストーブライフですが、この焚き付けは今だ20〜30分はかかる火つけ作業です。写真は業者さんからいただいた端材を斧で刻んでスティック状の切れ端にする作業を撮ったものです。今回の作業でおよそ1ヶ月半の焚き付け用の端材が出来上がりました。それにしても、薪ストーブはスローライフの象徴のような存在で、今日ものんびりと燃やしそして暖まりました。

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朝焼けの山

今朝7時前の安曇野・穂高はマイナス10℃で、添付は窓越しに撮ったその時の写真です。快晴の空をバックに山が朝日を浴びて赤みを帯びています。日替わり風景の常念や蝶ケ岳ですが、今日の姿を見てちょっぴり得した感がしました。北の白馬山系も終日、晴れ渡って見事な眺めでした。外気温は正午近くまで零下でしたが、風もなく柔らかい日差しに寒さも和らぎ、過ごしやすい1日でした。明日の最低気温は今日よりも5、6度上がるようです。冬の日、1日1にちが変化し、その刹那に飽きない日々です。

20150216

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小野正嗣「九年前の祈り」を読んで

20150215先月の選考で芥川賞に選ばれた題記の本を読んだ。本の帯には「九年の時を経て重なり合う二人の女性の想い。痛みと優しさに満ちた〈母と子〉の物語」とあり、文芸各紙が絶賛していた。が、とてもそのような感触はなく、不思議な本だった。短編でなく長編でもない中編で、手頃なボリュームは2〜3日で読めると思ったが、捉えどころのないストーリを理解することに難渋し、脈略を追って読み進んだり戻ったりと、読破に1週間を要した。結局、感動も読後の心地よさもない辛い読書だった。芥川賞は文芸の先駆性や文体の瑞々しさなどを優先評価する傾向のようで、今回の受賞作も奇をてらったスポット作の感が強く、馴染めなかった。

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