サイトウ・キネン・フェスティバル 松本

20150214昨日の地方紙面に小沢征爾が県知事と松本市長を表敬訪問した記事があった。題記の主催者である小沢征爾は今年から名称を「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に変えて、更に地域に密着した活動を展開していくことを表明した。記事内容からは逸脱するが、サイトウキネンもいよいよ征爾、本人名を冠した組織になるようだ。そもそものスタートは征爾の恩師、齋藤秀雄を偲んで結成したサイトウ・キネン・オーケストラの活動の場を松本市に選んで、1992年に始まった夏のフェスティバルだ。ブログ人は今だ、このフェスティバルの生演奏を聴いたことはない。こちらに引っ越す前にチケットをインターネットで購入しようと、発売日の発売時刻に合わせてログインを試みたが、瞬時の差で購入できなかった記憶がある。期間中のメインプログラムは超人気だ。あれから5年以上は経過したが、爾来得たこのフェスティバルの情報を記すと、

  • 松本の地を選んだのは、征爾が大都市以外の場所にしたかったのと、松本に新規建設されるホールがオペラもできる本格的なもので、征爾の追加仕様を積極的に取り入れる設備側(県)の熱意があった由。
  • 当初のオーケストラは恩師の弟子を中心とする構成だったが、今や関係なく世界中から趣旨を理解し征爾に協力を惜しまない名手達が大勢、参画するようだ。
  • 天皇陛下はこのフェスに2回ご鑑賞された。初回はご宿泊のホテルに征爾がお礼訪問して立ち去る際、陛下も同じホテルの階下で実施されている打ち上げ会に出席しようとして、侍従に足止めされたエピソードがある。
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今日は鹿島槍スキー場です

20150213北信は終日、雪の中、大町市にある鹿島槍スキー場にうちのオバはんと義弟の3人で行きました。昨日まで2日間の妙高は陽射しもある天気だったのですが、今日は様変わりし、降りしきる雪の中で滑りました。写真は雪でレンズが曇る中でのゲレンデ風景です。気温もそこそこに低く、乾雪のサラサラの雪が圧雪の上に20cm近く積もって、良好な滑りでした。この連続3日間のスキーで、スキー場により、その日の天候によりいろいろと変わるものだと実感しました。いずれも楽しい3日間でした。ちょっと、遊び過ぎかな?

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1泊2日で妙高に行きました

20150212昨日、今日と新潟県の妙高エリアにスキーに行ってきました。総勢7人、2台の車で繰り出しました。自宅から長野道を北上し、妙高高原ICから15分程度の距離で、およそ1時間半の道のりです。1日目は赤倉温泉と赤倉観光リゾートの両エリアを、2日目は妙高杉の原スキー場で滑りました。天気予報では雨模様でしたが、2日間とも晴れ時々曇りで日中は暖かな日でした。写真は1日目の赤倉温泉スキー場で撮ったもので、正面の山が妙高山です。山麓に広がるこれらのスキー場はとてもワイドで、白馬エリアとはまた違った趣きがありました。どのスキー場に行っても、それぞれの味があって楽しいスキー日和でした。

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薪ストーブの灰

20150210冬場の屋内暖房は一手に薪ストーブに頼っているブログ人宅です。薪の消費はこの1月・2月がピークで、その分、燃え殻の灰もたまります。写真はストーブから掃き出した灰を写したものです。黒の容器(18L缶相当)が専用の一時保管用の入れ物で、脇の袋と合わせた写真の分量がシーズン中に出る灰の半分程度です。結構、溜まるもので、こちらに越してきた直後は、月1回の市の灰収集のタイミングに合わせて捨てていました。今は家庭菜園の肥やしとして畑に撒いています。ただ冬場は畑も凍結していて、散布せずにこの通り溜まってきました。ただのゴミなのに、これだけ溜まると物持ちになった気分です。
まるで、花咲か爺さんだ!なんて..。

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外気温の変化

昨日の朝に較べて、今朝の外気温は10℃以上も下がりました。と言っても、感触を語っていたのではラチが明かないので、2月以降の温度変化をグラフにしてみました。例の気象庁、安曇野穂高のローカルデータをExcelで集計し、グラフ化しました。最初のグラフは2/1から本日、2/9までの1日24時間の時間毎の変化を示したものです。日によって絶対温度は変わりますが、波形パターンは2/8を除いて周期性があって、最低気温は午前6〜7時あたりに、最高気温は午後の2〜3時頃がピークのようです。五感の感触では、11〜12時頃が一番温暖で、4時以降は急に冷え込むと思っていました。実際には数時間のタイムラグがあるようです。感触では、朝から気温が急上昇すると気分的な安堵感が作用し、午後の温度が下がり始めるとまた気分的にナーバスになって過剰反応するのかも知れません。

20150209-1

20150209-2

次のグラフは2/1から本日午後8時まで、毎時の温度変化をグラフ化したものです。2/2は今シーズン一番の冷え込みでマイナス13℃程になりましたが、その後は日増しに最低気温が上がってきました。と思いしや、本日2/9は朝の最低気温が前日の同時刻帯から11℃も下がりました。また真冬に逆戻りです。こうして見ると、三寒四温のパターンではないものの、日々の外気温の変化は面白いものですね。

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ピアニスト、グレン・グールド

20150208またしても村上春樹の本「小沢征爾..」に関連付けての投稿です。題記のピアニストについて、春樹と征爾が熱く語る談義が本のあちこちに出没しました。本では触れてませんでしたが、グレン・グールドはかのバッハ「ゴルドベルク変奏曲」をデビュー曲にし、この曲を世に広く知らしめたピアニストです。私にとってはそれが紛れもない一大事象で、忘れがたき存在となりました。20代の独身時代にはよく彼のLPに耳を傾けました。今ではLPを処分してしまい、我がCDコレクションは写真のアルバムしか持っていませんが、このバッハ弾きの名手「グールド」の演奏を時として聴き、懐かしんでいます。60にしての手習い、ピアノ練習を始めたきっかけは彼の知らしめたゴルドベルクの中の「アリア」を弾きたい一心がためです。でも、彼のようなタッチではとてもトテモ弾けません。グールドの演奏は曲のテンポや装飾音符はスコアの指定を無視して彼ならではの解釈で奏でる世界で、他の演奏家の誰もがそれを真にマネすることはできないのではと思っています。春樹、征爾も言う大天才です。春樹の本でグールドに関する面白談義を拾うと、

バーンスタインは彼とのコンチェルトを始める前に聴衆を前に、「曲のテンポはグールドの主張の通りなので、自分の責任ではない」と異例の発言をした。
征爾は大天才かつ大変人のグールドに招かれて彼の家を訪問し、..。

今にして、グールドのエピソードが聞けるなんて、春樹さん、ありがとう!

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スキー日和は白馬コルチナです

20150207今日は長野県下はくまなく晴れ、と言う昨日の天気予報通りのスキー日和になりました。ど・こ・に・い・こ・う・か・な、で白馬コルチナに一人で行きました。白馬山系のスキー場では、家から一番遠い距離にあります。朝7:20に家を出て、8:45に着きました。快晴の日差したっぷりでポカポカ陽気です。狭いスキー場と思っていたのですが、全リフト、全コース、そして隣の白乗スカイビューへのはみ出しクルージングと、くまなく滑ったら丸1日かかりました。雪質はこのところまとまった積雪がなかったせいか、固めでした。写真はなかなかオープンしない幻(?)のジャイアントコースからの山風景です。遠くには左から爺、鹿島槍、五竜、唐松岳等々が見えました。今日、滑ったコースで印象深かったのは、このジャイアントコースが最悪、正面に見える稗田山コースが最高でした。ジャイアントは南斜面なので、緩んだ雪が固まりボコボコ、ガリガリでした。北斜面の稗田山はストックはしっかり立つものの柔らかい雪でした。そろそろ、新雪が欲しい!

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ベルリオーズ「幻想交響曲」

20150206先日投稿した村上春樹の本で、題記の交響曲についての談義がかなりの頁を割いていました。小沢征爾もオーケストラを変えて指揮し、その時々のエピソードや出来栄えなどが書かれていました。私自身もこの「幻想交響曲」には思い入れがあります。写真は手持ちのCDで、シャルル・ミュンシュが4枚、バレンボイムのベルフィルが1枚で、かなり偏った収集です。私の音楽鑑賞は曲によって思い入れが様々で、この曲は学生時代に最初に聴いたミュンシュ、パリ管の衝撃があまりに大きく、今だトラウマのようになって他の演奏家を寄せ付けません。4枚のミュンシュはボストン響が1枚、パリ管の演奏時期が異なるものが2枚、そして究極の1枚が写真の中央に配したSACDで、1967年録音の原盤を音響リメークしたものです。ミュンシュの良さは作曲家、ベルリオーズのフランスを強く感じさせるエネルギッシュでスケールの大きいことです。他の多くの演奏家は大人しく紳士のような音楽で、とてもミュンシュの爆発するような、そして不協和音の暴れ馬のようなパリ管の音は出せません。と、一人気を吐き、オバはんの留守中にボリュームを上げ、じっくりと堪能しました。久しぶりの大興奮です。

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はずれた天気予報

20150205南岸低気圧の影響で、本日の安曇野は終日雪模様のはずでしたが、予報が外れて日中は曇りでした。西方の常念岳は終日、雲に隠れていましたが北方の白馬山系は意外と高曇りで山が見えたり見えなかったりしていました。夜は天気が回復して、満天の空に月と星が輝いています。写真は我が家上空を撮ったもので、月のみで星は写っていませんでした。夜空の写真は難しいですネ。

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村上春樹「小澤征爾さんと、音楽について話をする」を読んで

20150203本著は作家の村上春樹が小澤征爾に6回に亘りインタビューする形で音楽談義をし、これを編集したものだ。インタビューする側は本来、聞き役だろうが春樹の音楽観は尋常ではなく、征爾本人のあとがきでも、「春樹さんの音楽好きは正気の範囲をはるかに超えていて、僕が知らないこともたくさん知っている」とある。聞き役を超えた春樹の音楽知識の豊富さには圧倒され、驚かされる。内容的には小澤征爾が演奏家、指揮者、オーケストラ、作曲家、ホール、オペラ等々について、豊富な経験をふまえながらいろいろなエピソードを交えて語る生き生きとした言葉に惹きつけられた。小澤征爾の意外だった側面を拾うと、
ボストン時代の車で移動中には、森進一の「港町ブルース」や藤圭子の「夢は夜ひらく」などの演歌をよく聞いていた。

クラシック音楽・小澤征爾ファンのみならず、音楽・文学ファンにも必読の一冊だ。

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