試乗車廻り(その4)燃費・経済性

このところ車のブログ内容が続きますが、これからも週末まで以下のようにシリーズ投稿を予定しています。
【1/14(木)】 試乗車廻り(その5)安全性
【1/15(金)】 試乗車廻り(その6)市場、開発動向
【1/16(土)】 試乗レポート(その1)
【1/17(日)】 試乗レポート(その2)
車に全くご興味のない方には恐縮ですが、次週以降にまたアクセス願います。当ブログ、毎日の投稿でネタ探しにはさほど苦労はしないのですが、今回は車に触れたとたんに内容が過剰ぎみとなりましたので、テーマ別に少し整理することにしました。ところでテレビ番組も面白く、しばらく休んでいた「ダウントン・アービー」ですが、シリーズ4の放映が先日から始まりました。初回のみ土曜の深夜過ぎ、1/17(日)AM 0:50~に再放送されます。ファンで見過ごされた方は録画予約下さい。新年からの大河ドラマ「真田丸」にもハマりそうで、刑事フォイルなどなどいつの間にかテレビッ子になってしまいました。

閑話休題、今日のテーマは燃費と経済性です。テーマを主眼に、昨日の見積一覧表をさらにブラシュアップして以下にまとめました。
20160113-2ノミネート車はいずれも高価で、手頃なコンパクト車をさておき経済性の議論も説得力に欠けますが、高性能車の燃料代が如何程になりそうか横並び比較してみました。表中の実質推定燃費は一部の車を除いてディーラー営業マンから聞いたもので、この地方のユーザの平均的な数値を反映させています。コストパフォーマンス上は比較的安価なプリウスがダントツの燃費で、経済的メリットが一番大ききそうです。この切り口で見ると、次いでホンダのVeselが二番目となります。確かに、この車はSUV販売台数No.1となっていて人気も高いようです。以下、燃費はエクストレイルから最後のフォレスターまで徐々に低下します。それでも非ハイブリッドのフォレスターが実質燃費で12km/L走るので、昔に比べればエコになったものです。ただし、車の費用対効果から見る経済的価値観は単に価格と燃費に特化できるほど単純ではないでしょう。例えば、ハイブリッド車は燃料経費が抑えられますが、経済的には初期投資がペイしないのが当然と言われています。また、車種の違いによる差にしても、表中で最高価格のハリアーは最高グレードから二番目のものを選んでいて、同じハリアーでもクラスにより価格が171万円も変動します。つまり、この表で一番安いプリウスよりも安価なハリアーもあります。このように同じ車種の中でも多種多様に変動するのですから、車の経済性を車種によって序列化することも当然ながら困難です。この表はあくまでも車の特性を見る参考値にしていただければと思っています。
ついでに、表では次世代型のプラグイン・ハイブリッド車に加えて、試乗はしていませんが、燃料電池車のトヨタ・ミライのデータを追記してみました。まず、アウトランダーの実質燃費は14-40km/Lと適当な数値にしました。充電を一切しないでガソリンだけで走っても、およそ14km/Lは走ると思います。また逆に、1回の充電で40-60kmはガソリンを1滴も使わずに走れるようです。電気代(家庭で1回の充電代、170-340円程度)からガソリン代(¥120/L仮定)に換算すると、14-42km/Lほどの燃費に相当すると思われます。気になるミライですが、1回のチャージで650km走るので、水素の充填量4.3kg (¥1000/kg)からガソリン代相当に換算すると、18.1km/Lとなりました。ミライの走行性能をカタログから見ると、とてもスーパーカーではなく、今のちょっとした実用車並みのようです。燃料電池車はまだまだ高いのだ!

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