アウタロウ・レポート【電池パワー】

納車から約半月、走行距離1000kmを超えたところで、アウタロウのコンソール画面に1ヶ月点検のアラームが点灯し、昨日、ディーラーで点検を済ませました。アウタロウの最大の特徴は充電できるところでしょう。バッテリー容量が12kWhで、AC200V-3kWの家庭用充電器でフル充電に4時間とカタログにあります。実際にEV走行でバッテリーを使い切り、ここ半月は深夜に充電することが日課のようでした。深夜電力の単価を設定しておくと毎回の充電料金がナビに表示されますが、実績は127円もしくは128円の時が多く、逆算すると充電時間は3.15時間、充電量は9.5kWh相当です。フルキャパの12kWhに対し、実際にはフルに使い果たすことはなくエンジンを回しながらバッテリーの残量をキープしてハイブリッド走行する仕組みになっているようです。一般のハイブリッド車ではバッテリー容量が1〜2kWh仕様がほとんどのようで、うなずけます。つまり、アウタロウは余剰の9.5kWhで走る電池車なのです。まずは優先でこの電池容量を使い切るとエンジンによるハイブリッド車となりますが、実際にはもう少し複雑なようです。一気に加速したり、エアコンの急速運転などをするとエンジンが始動します。おそらく、一気にバッテリーが減ってしまうのを補充するのでしょう。経験上では、エコ運転モードのスイッチをONして、暖房を切ってシートヒーターのみでおとなしく運転すると、EV走行100%が維持できて約9.5kWhまで消費することができました。パネル上はEV走行できる残りの距離数をリアルタイムで表示していて、市街地や山道など道路状況で異なりますが、40〜50kmほどがエンジンを全く使わずに走行した距離でした。とどのつまり、深夜料金で128円、ガソリン約1L相当で40〜50kmは走れるということになります。これは凄いことなのですが、そういいことづくめでないことも次第と分かってきました。経済性については後日、データを整理して纏めてみようと思っています。

20160303

カテゴリー: パーマリンク

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