Google Colaboratory(その4)各都市の気象データ収集

題記シリーズで、気象庁のホームページから東京・大阪の日々の気象データを収集し csvファイルとして取り出すことをPythonを使って実行する例を記しました。今回はデータ収集の仕組みやその応用で、東京・大阪以外の都市を収集する方法などを説明したいと思います。

  • 【気象庁の各都市の気象データの出処】東京の今月の例をとるとURLは
    http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2021&month=03&day=1&view=p1
    となり、上記で色付けした部分を変えると、収集場所や年月を変更できます。
  • 【上記各都市のコード】上記URLで赤字が場所を指定するコードで、prec_noとblock_noの数字で表しています。全国の各都市のコードがどうなっているか、以下のサイトに全国一覧があって、コードが記載されています。
    気象データの観測地点一覧
  • 【pythonで気象データを収集する場所のコード指定】(その2)のプログラムコードでは最初の3行で場所指定しています。
     place_codeA = [44, 62]
     place_codeB = [47662, 47772]
     place_name = [“東京”, “大阪”]
    そこで他の都市のデータを採取するには、上述の観測地点一覧から選び上記3行を書き換えればよく、また採取場所を増やすには以下のようにし、幾つでも増やせます。
     place_codeA = [44, 62, 46]
     place_codeB = [47662, 47772, 47670]
     place_name = [“東京”, “大阪”, “横浜”]
  • 【気象データを収集する期間のコード指定】(その2)のプログラムコードでは中段に以下のように期間指定しています。
     # for文で2000年~2021年までの12回。
     for year in range(2000,2022):
     print(year)
     # その年の1月~12月の12回を網羅する。
     for month in range(1,13):
    上記で青の数値を変えることで期間を設定できます。1ヶ月だけ、例えば2020年3月のみ取得したい場合は以下となります。
     # for文で2020年の1回。
     for year in range(2020,2021):
     print(year)
     # その年の3月のみを収集する。
     for month in range(3,4):

如何でしょう。これで各都市の任意の期間の気象データを皆さんのパソコン上からでも容易に取得できるようになりました。ただし、(その2)のプログラムコードは全国主要都市では有効ですが、例えば安曇野市穂高のようなローカル地点では(その2)のプログラムは通用しません。小都市のデータ収集については後日、追加説明させていただきます。

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