活字が大きく、すぐ読めた。でもそれだけのことで、あまり印象に残らなかった。売れっ子の若手作家のようで構想から出版まで3年を要したとのことだが、ストーリー展開に無理があるような気がして馴染めなかった。現世で体験したトラウマが後世に遺伝するのがこの本の趣旨だが、やたらこじ付けがましく返って非現実さを露呈するようで面白くなかった。いっそ、ファンタジー小説ように虚構をどっしりとためらいもなく描いた方が読者をその世界に引きずりこませることができるのに、と思うのは私だけだろうか。何か中途半端な設定がストーリーのそこかしこに垣間見れて、興ざめした小説だった。
Monthly photo – 2023.9
アーカイブ
カテゴリー
-
最近の投稿
最近のコメント
- 戸隠の中社 に 小宮山 務 より
- ウォーキングでスタバへ に 安曇野の風 より
- ウォーキングでスタバへ に 小宮山 務 より
- 昨日、爺ヶ岳に登る に 安曇野の風 より
- 昨日、爺ヶ岳に登る に 小宮山 務 より
- ブログ、復旧で.. に 安曇野の風 より
- ブログ、復旧で.. に 小宮山 務 より
- ポインセチア、短日処理 に 安曇野の風 より
- ポインセチア、短日処理 に 厳島 より
- ひまわり、満開です に 安曇野の風 より
メタ情報