待ちに待った病院ですが、べらぼーには混んでいませんでした。まあ、うちのオバはんが予め受付を済ませてくれたので、助かりました。この正月はずーうと、お世話になりっぱなしです。結果は意外と言うかシンプルでした。先生の最初の一言は「風邪ですね」。風邪以外の何ものでもないと思っていた私は風邪は当然分かっていて、これを真っ二つにカチ割って、その先の鼻や喉や気管支、そして肺が今やどんな状態に追いやられているのかをハラハラしながら聞くはずでした。ところが、喉の状態はそんなには悪くなく、聴診器の呼吸音はとても穏やかで、肺炎への恐れはありません、とのことで拍子抜けしました。インフルエンザなのかどうかを問うと、もっと早い段階では検査と治療がセットで有効だが、今となっては確度が落ちてあまり意味がないとのことでした。毎日続いていたあの咳込み、胸が張り裂けんばかりの痛みは一体何だったのか、「単なる風邪ですね」とは言われなかったもののどうやら通常の風邪だったようです。カミさんからよく言われる「大袈裟人生」の年始版と言ったところに落ち着きそうです。
ところで、寝込んだベッドの中ではいろんな過去のシーンを思い出しました。瀕死の時は悲しい場面が走馬灯のようによぎるとも言われています。今回は悲しいこともよぎりましたが、今日の病院通いの結果を見据え、一つだけ紹介させていただきます。高1の担任は生物のM先生。先生が風邪を召されとても話しにくそうな講義中に何とこんなことを言われました。「風邪引きは元来つらいんだけど、治りかけてくるとこれが逆転して気持ちがいい。もうこれ以上は悪くはならないし、どんどん良くなっていく。実に爽快な気分がする。A君分かるかね」私はA君ではありませんでしたが、
「シェンシェー、分かりません」とA君が答えると、必ず帰ってくる言葉が以下でした。
「分かれ」と。大方の動詞は命令形をもちますが、普段使いの口語で「分かれ」とはほとんど言わず、これをよく使われた先生のお言葉がいまだ心の片隅に残っています。
普通の風邪でたいしたことなくて良かったですね。
ブログをうちのかみさんに話したら、男は皆大げさなんだそうです。
「分かれ」の先生も良く覚えています。翠嵐際の時に子供さんを連れて
来ていました。
また、お便りしますね。
ありがとうございます。ブログも何とか今日から平常に復帰しました。男は元来、大袈裟のようですが、図に載ってお騒がせしました。またのコメントをお待ちしています。
寝込んでおられるので、医者は正月休みでこれは大変だと想像しておりました。
ただの風邪で安心致しました。
この風邪で遅れた正月お休みを楽しくお過ごしになられますように。
ゲレンデがお待ちです(信州雪不足の様ですが)
コメントありがとうございます。すっかりスキーどころではなくなった正月でしたが、早割券だけはこの先、何とか消化したいと思っています。と思った矢先、明日は4月並みのバカ陽気の気配です。なかなか、「冬だ、山だ、スキーだ!」の掛け声も出ずじまいです。