百田尚樹「フォルトナの瞳」を読んで

201411hyakuta百田尚樹の小説を読むのは「永遠の0」に次いで2作目だ。当代の人気作家のようで、この新作は安曇野中央図書館での貸し出しNo.1となっていた。運良く新着コーナーの棚にあったので、迷わずに借りた。背表紙には作家本人の「この本を取った瞬間にあなたの運命が変わるかもしれません」の言葉があって興味をそそられたが、それはそれはホラーに近い不気味な小説だった。私にとって、後味の悪い本の筆頭かも知れない。諦観や運命論の領域を描いた感覚の本なのでファンタジーは望めないにしても、少しは心温まる部分が欲しかった。

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