車のオートクルージングは車速を一定に保ってドライブできる機能であることはご承知かと思います。何十年も前からこの名前の機能はありましたが、最近では機能が充実して前の車が遅い時にはこの車の車速に追従して自動的に速度調整をしてくれるのが主流のようです。うちのアウタロウにもこの機能が付いていますが、納車の頃にこの機能を使ってみて燃費が悪くなりそうな懸念がして、その後ほとんど使っていませんでした。何やら追従運転に対応するため、減速がよく効くようギアがオーバートップではなくシフトダウンしたような走りになるのです。最近になって使用を再開したところ、オートクルーズ有無で燃費はあまり変わらないことに気づきました。アウタロウはモーターで走るのが基本で、高速では燃費が悪くなるのがモーター車のデメリットです。どうやらオートクルーズをOFFしてキビキビと100km/hr以上に加速したり減速したりするのと100km/hrの定速走行との燃費では大差がないようです。然らば、オートクルーズにした方が得策なのを今にして知りました。高速道路では前方の遅い車を追い越すには車線変更してレーンの後続車に注意する必要があります。オートクルーズをONにしておけば、ブレーキを一切踏まずにレーン変更して加速ができるので運転が楽になり、その分まわりの車に注意が行き届くことになるのです。もちろん、レーン変更せずにひたすら前の車の気ままな運転に追従できるのも面白いです。ブレーキも踏まずあまりのイージーさでハンドル操作がおろそかになってレーンの白線を踏みそうになるとアラームがなるので、ちょっと安心感もあります。
そのうち、追い越しモードの有無設定だけでハンドル操作を含めた完全自動運転も可能な世の中になるのでしょう。