日野東「信州探検隊」を読んで

題記の本を読んだ。と言っても、いつもの読書対象である文芸書ではなく雑誌の範疇だ。副題が「B級スポット 未知への探訪」とあり、マイナーな観光案内書と言った感じだ。歴史、信仰、地理をはじめとするテーマに沿って信州にまつわる情報を探検隊の探訪タッチで紹介した書物だ。およそメジャーな地域や地名は割愛され、副題のごとくB級の知られざる世界が幅広く紹介されていて、実に面白かった。筆者の取材も半端でなく、立ち入り禁止エリアやそれ相応の未知、未開の地への探訪もあってちょっとした冒険の味わいもあった。出版元が信毎新聞社であるのも地元情報誌として合点がいく。興味を覚えた案件について、いくつかのテーマ別に後日、感想を述べたいと思っている。

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今年のブルーベリーは..

わが菜園の片隅に数本のブルーベリーの木があります。今年もこの時期、実が色づき始めました。写真はその様子で、右隅は本日、鳥対策用に網で覆いました。今年はうちのオバはんがせっせと水やりをし春先には摘果したので、例年よりも大粒で豊作のような気がします。と言っても、ほんの少しですが..。でも、わずかながらも採りたての実を楽しめる時期となりました。朝のヨーグルトに添えて食べてたりしています。私は食べるだけで、オバはんに感謝です。

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インプラント、一段落

長かった歯の治療が今週で終わりました。治療の主だったイベントを振り返ると、

  1. 抜歯したのが昨年、8月22日
  2. インプラントを上あごに埋めたのが昨年、11月20日
  3. 支台部を取り付けたのが今年、3月12日
  4. そして最後の人口歯の取り付けが6月25日

歯がぐらつき出したのが昨年の5月頃だったので、およそ1年に及ぶ長丁場でした。利き足や利き腕があるように、私にとって左側が本来の利き歯で、その大事な隣り合った上歯2本が無くなって久しく、これが今週になってようやく復活しました。長い食生活でずっと左側の歯をもとに物を噛んでいたのが、昨年急遽、右側に移行せざるを得なくなった時は人生観が変わるほどではないにしろ、それに近い食生活の変化でした。これがようやく元に戻すことができるのか、新しい歯になって3日間ほど経ちます。入れ歯やブリッジの歯と違ってどっしりと安定感があるようですが、さりとて本来の自分の歯ではないので、まだちょっと違和感を感じています。気にならなくなる日は一体いつになるやら..。

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ドラセナ・コンシンネをカット(その2)

5月中旬の当ブログで題記の投稿をしました。今日はその続報です。我が家の観葉植物でコンシンネと言うのが天井に突っかえそうになったのを機にカットしておよそ1ヶ月が経過しました。一刀両断して上下に分かれたコンシンネですが、ともに今現在、死なずに育っています。その間、葉の茂る上部ではない方は、しばらくカット面には何も変化がなく、もう復活しないだろうと諦めていた矢先に変化がありました。下の3枚の写真を見てください。一番左がその全体、真ん中が最上部分、右がその一部を拡大した写真です。ご覧の通り、2本とも新芽が出ました。その姿たるやちょっとグロテスクで、うちのオバはんは「気持ち悪りい!」と言って、毎日見ています。まあ何とか死なずに復活の兆しが見えたのですが、葉が出るに至るまでには一体どのくらい時間が掛かるのでしょうか。気になるこの頃です。

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ラズベリー狩り

今日は近隣に住むうちのオバはんの知り合いのお宅にお邪魔し、ラズベリーを戴きました。家から歩いて20分ほどのところに住む方は東京からの移住組で、庭にはたくさんの植物があって、今日のお目当はラズベリーです。下の写真の左2枚がラズベリーのある庭の様子です。たくさんの実が丁度、収穫どきとのことで、あっという間にケース一杯のラズベリーを収穫しました。オバはんは帰宅するなり、早速ジャム作りに取掛かりました。とてもフレッシュな感じで、出来上がりが楽しみです。

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柏井壽「海近旅館」を読んで

読みやすく、数日のうちに読めた。昔懐かし風の旅館がホテル全盛の現代で、悪戦苦闘しながらも奮闘する姿に好感が持てた。小旅館のよろずよもやま話と言った感じだ。筆者の描くポジティブなストーリー展開はちょっと出来過ぎ君のようで、ある種の社会派タッチの小説だ。大衆文学として読後の爽快さも格別だった。

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Mozart ピアノソナタ#11 奮闘記(その3)第1楽章第2変奏

1ヶ月ほど前に奮闘記(その2)で第1変奏の進捗を記しました。その後、少しはテンポを上げて弾けるようになったのですが、まだまだプロの演奏の速度には未達です。ここで足踏みしていては埒があきそうになく、その次の第2変奏の練習も並行して進めることにしました。楽譜は下の譜面の通りで、その演奏をしているプロの録音を添付しました。どうでしょう、これまた難関の極みです。今現在は暗譜したものの、お手本のようなスピードではとても弾けません。何度トライしてもどうどう巡りで一向に上達しません。何か起死回生の方策でもないかとネットなどで調べてはいるのですが、練習あるのみなのでしょうか。心もとない限りです。

第2変奏曲(前半)の手本演奏

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アナベルも色づき始めました

今日は曇天ながら午後にはまとまった雨も降り、梅雨時らしい陽気でした。庭先にはアジサイに似たアナベルと言う花が咲き始めました。最初は淡い緑、それが次第と純白となり、そして再び緑に変化して色合いも楽しめます。梅雨時によく似合う花ですね。左上の白い花は沙羅で、これもようやく咲き始めました。と言っても、沙羅は咲いているのがほぼ1日で短命なのが残念です。でも今年は、たくさん蕾があってしばらくはこれまた、楽しめそうです。

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鉢植えのアジサイが咲きました

6月と言えばアジサイ、我が家に鉢植えのアジサイが咲きました。右の写真の通りです。額紫陽花の小さな1鉢ですが、咲くと結構な存在感です。梅雨時らしくていいですね。庭の地植えのアジサイは例年よりも遅れているようで、まだ咲いていません。鉢植えの方が早いのはよく分かりませんが、アジサイでも種類が違うのでしょう。明日は夏至で、温暖な地域ではきっとアジサイの見頃な時期なのでしょう。

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池内紀「湯けむり行脚」を読んで

著者は日本のドイツ文学者で、温泉博士とも呼ばれてこれまで全国津々浦々の名湯秘湯を訪れて数々の温泉エッセイを著しているとのことだ。その中の1冊、題記の本を読んだ。温泉地の由来や温泉の効能が詳しく書かれているわけではなく、筆者がかつて訪れた全国各地の百余りの温泉地の雰囲気や感じたことを書いているエッセイ集だ。昔からの湯治湯や隠し湯の風情をノスタルジックに描いた温泉通向けの本に思えた。その中で、長野県では以下の12の温泉が紹介されている。本の中からキーワードを拾って列挙すると、

  • 田沢温泉(青木村)島崎藤村ゆかりの地、湯量豊富で近くに渓流。
  • 別所温泉(上田市)信州の鎌倉、三方を山に囲まれ肥沃な平野に美人の湯。
  • 高峰温泉(小諸市)標高2,000m、雲海の湯宿は9月には早、暖炉。
  • 小赤沢温泉(栄村)栄えてないのに栄村、信州と信濃の境いにあった境村が合併で栄村に。
  • 下諏訪温泉(下諏訪町)上諏訪温泉は近代ホテルが立ち並び、下諏訪は古い町並みで風情あり。
  • 渋温泉(山ノ内町)豪勢な湯が辻ごとに湯けむりをあげて流れ、下駄履きがよく似合う温泉。
  • 小瀬温泉(軽井沢町)軽井沢の奥座敷、地元観光課に問い合わせても馴染みがない程だが、とびきりの温泉。
  • 霊泉寺温泉(上田市)寺がさびれて温泉が残った。でも、やっぱしお寺さんの力で万病によし。
  • 小渋温泉(大鹿村)ただの山国でなく、日本最大の断層谷が走り山菜、いわな、鹿が絶品。
  • 葛温泉(大町市)山菜ざんまい、底冷えの体は熱湯で冷気が吹っ飛ぶ。
  • 崖の湯温泉(松本市)山の中で何もない、何もかも古風で山の景色は格別。
  • 山田温泉(高山村)泰然とした湯の里、数ある温泉の中でとりわけ秀抜な温泉の一つ。

この内、私の入った温泉は別所と葛温泉だけで、信州の温泉もまだまだ知らずじまいだ。

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