鴻上尚史「青空に飛ぶ」を読んで

9回出撃して生還した特攻隊員の実話とイジメに苦しみもがく現代の少年の物語が交錯しながらストーリが展開する。筆者は劇作家、演出家として活躍している KOUKAMI SHOUJI 氏でラジオのゲスト出演の放送を聞いて、この小説の存在を知った。特攻隊員の実話の方は、すでに別の筆者がドキュメンタリー本を出していて、本作品でも特攻隊員の話の多くはこのドキュメンタリーから引用したのだと思う。イジメの方は完全に創作内容となっていて、一見、実話との関連はないように思えたが、日本人特有の全体主義の絡みが戦時中と現代との差こそあれよく類似しているようで空恐ろしさを覚えた。戦時中のほとんどの国民は特攻を是と思っていたのは戦時下非常時の狂気のせいだと私なりに理解していた。一方、現代のイジメ問題はますます巧妙化し陰湿化していることをこの本を通じて知った。イジメの当事者のみならず、それを黙認し同調する周りの生徒、そして事件が起きてからの学校、教育関係者のことなかれ主義的な後処理はまるで戦時中の特攻を黙認した意識と大差はないような気がしてきた。多分、筆者の言わんとした狙いはそこにあったのではないかと思う。以前に特攻関係の本に興味を覚えていろいろと読んでみたが、今回の本では現代にまで遡及した問題として捉えていて、とても考えさせられた。

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エアコン設置するも..

安曇野に越して7年目の夏にして、初めて設置したエアコンですが、この効果たるや微妙です。右の画像は設置したエアコンの電気使用量の集計をスマホで表示したものです。今月8月は今日現在、20kWhの600円となっています。先月は78kWhで2,340円でした。金額はさほどかさんでおらずエコな感じですが、快適さは期待していたほどではありません。夜、外気温が下がった時に窓を開け放った方が、断然、自然のクーラーなのです。ガンガンの送風音のエアコンに比べ、窓からの冷気は音もなく圧倒的な効果なのです。今月は猛暑日が5日間ありましたが、エアコンをさほど作動させず、お世話になった気があまりしません。そもそもエアコンを導入した第1の理由は2階の部屋が1階に比べて高温になるため、吹き抜けの中2階に設置して家全体を冷房したいと考えました。でも、結局は能力不足と言うか、家の構造からか不満の残る投資でした。つまり、1階は猛暑日でも扇風機で凌げるが、2階はエアコンをパワフルに稼働させても冷気は今ひとつと言った感じです。まあ、多少の冷房効果はあるので、あるに越したことはないと言ったところです。最後は2階の各部屋にエアコンをつけるのが順当か、或いは今の環境で何とかより良い運転法を見つけて我慢するか、真夏の悩ましい問題です。

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今日は清々しい1日でした

今日の安曇野・穂高の朝の最低気温は11.2℃、午後の最高気温が27.3℃と一頃の猛暑日から様変わりです。朝はTシャツ1枚だけでは寒いくらいで、陽気も変わりました。下の写真は自宅前で撮った朝方と夕方の風景です。終日、晴れ渡り遠くの見通しもよくて、清々しい1日でした。この天気が当分、続くといいですが、まああまり期待はできないようです。

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一気に涼しくなりました

今日は全国的に気温が下がり、秋の気配を感じた1日でした。右の画像は安曇野・穂高の今日の気象データです。朝の最低気温が17℃、最高気温も24.4℃と、9月中旬並みの陽気です。夜半に入って気温は更に下がり、今現在は14℃台です。明朝はもっと下がるので、まるで暖房が必要なほどです。つい昨日まで暑かったのが嘘のようで、この先どうなるのでしょうか。まあ、いずれ暑さが戻り、またぞろ厳しい残暑が予想されます。できるだけ、猛暑日の再来はご遠慮願いたいと思っているのですが..。

 

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島本理生「ファーストラブ」を読んで

先月に発表のあった2018年度上期の直木賞受賞作を読んだ。女性作家のタッチが色濃く出ていて、心理描写もクドクドと冗長で面白くなかった。個人的には直木賞作の出来栄えとしては近年の中でかなり低いと思った。父親殺しの事件後、裁判に至る過程を描いた小説だが、もっとテンポよく、少しはサプライズがあって然るべきところ、山場がなくありきたりの結末だった。受賞作として期待していただけに、余計面白く感じなかったのかも知れない。

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お盆休みは富山と岐阜へ

しばらくブログをお休みして、お盆休みに富山と岐阜を周遊してきました。帰省で子供が帰っていて、急きょ泊りがけで出かけることにしたのです。いつもの左廻りで北は新潟の糸魚川から富山に入り、富山から岐阜、そして奥飛騨の安房峠を廻って帰ってきました。富山県では初めて宇奈月温泉のトロッコに乗りました。自転車並のスピードながら何とものんびりとした旅情が味わえました。岐阜では高山の街歩きをして、人混みの多さと夏の酷暑を存分に体感しました。でも、賑わいにはエネルギーがあっていいですね。富山の夜も暑かったです。午後10時を廻っても気温は28℃以上あり、ここでも熱帯夜の凄さに気後れしました。安曇野に戻り、朝晩の過ごしやすさに一安心しています。でも、ここも暑い、今年はどうなっているのでしょう!

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安曇野・穂高2018年夏 気象データ

世間はお盆休みに入りました。今日は幾分、暑さが和らいだようです。そこで、この夏の安曇野・穂高の夏の気象データをネットで調べて、自分なりにExcelでグラフ化してみました。下図をご覧ください。範囲は7月15日から本日、8月11日までの4週間分です。今年は確かに暑い年であることが一目瞭然で分かります。4週、28日間で猛暑日は過半数の15日もありました。そして雨量も極端に少なく、昨日にまとまった雨が降りましたが、例年の1/4以下です。こうも異常気象だと庭も畑も大変で、庭の芝は例年になく元気がなくて茶褐色に枯れた部分もだいぶあります。本日の最高気温が30.2℃で、やっと平年並となりました。30年の平均では最高気温が8/3,4,5の31.4℃がピークなので、これからどんどん涼しくなってくれることを祈っています。

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昔し懐かし、支那そば屋

昨日に引き続いてのお店紹介です。今回はラーメン屋で、昔ながらの支那そばです。お店の名は「ゑびすや」、安曇野市明科の国道19号線沿いにあります。ここを知ったのはうちのオバはんからの口コミ情報で、マニア好みの店と言った感じです。本業は製麺所のようで、麺にはこだわりがあるようです。支那そば屋とあって、ナルトやお麩そしてシナチクと昔、懐かしの味でした。レトロぽい店構えですが、中は意外と広く人の出入りもかなりあります。お昼時を過ぎて行くと麺切れの完売となったり、結構な人気店です。今風のラーメンに飽きた方はどうぞ、お召し上がりください。私にとって、昭和を想い出すような店でした。

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ナポリピッツァ、TASUKU

暑い夏、毎日がこう暑いと食もほそるのですが、酷暑の時こそスタミナをつけて暑さを吹き飛ばしたいものです。と言うことで、今日明日のブログは最近出かけたお店の紹介にしました。今日の紹介はピザを中心としたイタリアンで、安曇野市内の堀金にある「TASUKU」と言うお店です。5年ほど前に古民家を改装してオープンしたらしく、1年ほど前に噂を聞いて時として出かけています。店の売りは石釜で焼くピザが人気で、今回はランチにピザセットを頼みました。厨房奥に見える石釜は赤々と燃えて酷暑も何のそのと言った感じでした。うちのオバはんはスパゲティのセットです。ピザセットは前菜、ピザ、ドリンクで1,000円とリーズナブルです。私はサラダの代わりに冷製スープにしました。写真のごとく結構ボリュームもあって、オバはんのスパとシェアしながら美味しくいただきました。店の雰囲気も良くコストパフォーマンスは良好です。ランチとディナータイムがありますが、週末は結構混むので予約した方が良さそうです。

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Dreamweaver から WordPress(その1)

題記のタイトルを見て何のことか直ぐお分かりになった人は相当マニアックな方だと思います。下の画像はWebに関連した書籍で、左の2冊が最近発刊されて、これを図書館から借りて半月が過ぎました。3冊ともWebページを作るための解説書ですが、最近になってWeb技術のベースが今どうなっているか興味本位に調べることにしました。と言うのも私のホームページはDreamweaverと言うアプリを使い、このブログはWordPressと言うアプリを日々使っているのです。普段、何気なく使っているアプリですが、実はあまり深いところまでは知らずじまいです。まず左の2冊をパラパラと見ると、入門書なのになかなか難関なのです。かつては読めば理解できたはずの入門書さえおぼつかなくなってしまいました。これではいけないと、今日は更に難解な専門書を買ってみようと松本の丸善に行って購入したのが一番右の本です。実は以前からお目当だった本を購入しようと店の椅子に座ってこ1時間、中身をじっくり見たものの全くのチンプンカンプンで、下中央の入門書との中間レベルにあるこの本を選びました。しばらくは頭の体操で脳の活性化が図れるか、はたまた無用の長物(分厚い600頁)になるか微妙なところです。今日、読んでいて驚いたことは、

  • 2017年現在、世界中のWebサイトの28%がWordPressで作られていると言うデータがある。
  • Webサイトを作るのにHTMLタグで書くのは時代遅れ、今はCMS(コンテンツマネージメントシステム)で作る時代で、CMSでの最大シェアを持っているのがWordPress。

WordPressはフリーのアプリですが、登場から10年ほどであっという間に世界を席巻したのに驚愕しました。WWWの代名詞であるHTML構文のホームページは今や時代遅れとはなんと言うことでしょう。そのレガシーアプリの代表格、何十年もの歴史のあるDreamweaverは今や過去の産物となってしまったのでしょうか。まだ、Dreamweaverの新刊が続々出てきているのに何とも悩ましい次第です。

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