春はすぐそこ

20150316今日は風もなく、穏やかな1日でした。今朝の最低気温は1℃だったものの、午後には最高気温が16℃まで上がりました。写真は我が家の窓越しに見た風景で、山や空は霞がかかったように不透明感が増してきました。真っ白な常念岳も次第に白さが薄らいでいくのでしょう。春はすぐそこ、柔らかい外の景色をまどろみながら眺めると、春の実感が湧きます。

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今日は「春を呼ぶコンサート」

20150315昨日は徒歩で、本日は自転車でコンサートに行きました。会場の豊科近代美術館までは約30分、春めいた陽気にサイクリングもルンルン気分と思いしや強い南風に付き合いされました。行きは格闘の向かい風、帰りは漕ぎ要らずの追い風に乗って帰って来ました。今日のコンサートはソプラノとピアノ、入場料は美術館への入館料500円で超満席でした。昨日と言い、春をテーマにしたプログラムがどんなものか興味深々でした。ソプラノの歌は「さくらさくら」、團伊玖磨の「はる」、「穂高の四季」など春を意識した組み立てでした。ソロピアノはショパンのワルツ2番とドビッシーの「金の魚」の2曲でした。ピアニストはフランスで教育を受けたようで、仏のピアノ曲が得意のようです。なるほど、ショパンで春を思わせるものはほとんどない中、この曲ならば違和感がなさそうです。このところピアニストの指使いが気になっていて最前列で視聴しましたが、完全なる「伸ばした指」で見事な演奏でした。ワルツの2番はいい曲ですが、私にとってのショパン・ワルツは3番がダントツで好きです。YouTubeでいろいろ聴き比べ、気に入った演奏を以下にリンクしました。クリックして同じタイトルの2曲「華麗なるワルツ円舞曲」の違いをお聞きください。

  

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ワンコインのスプリングコンサート

20150314今日、昼間にいつもの図書館内にあるホールでピアノとヴァオリオンのコンサートがありました。入場料100円のせいか盛況で、200人を超える人で満席となりました。春らしいプログラムで、「春の海」「さくらさくら」「トロイメライ」などの馴染み曲と難曲を交えた楽しいコンサートでした。ドビッシーの「ピアノのために」という曲で、一音一音を区切ることなく滑らせるように弾くグリッサンド奏法を久しぶりに聞きました。今読んでいる本では、このグリッサンドは爪を立てて弾いたりする技法で時として本番でも血だらけになることが書かれていました。また、ヴァイオリンは左手の指で弦を押さえる指使いが演奏の要に思われがちですが、実は弓を弾く右手が演奏の表現を決定付ける重要な役目だ、と言うことを初めて知りました。そんなことを思い出しながら聴いたら楽しみも倍増しました。ピアノ演奏者の事前解説では、ドビッシーの演目は大変な体力が要るとのことで、物凄いグリッサンドに思わず指先を心配しましたが、幸い出血はなかったようです。目でも楽しめたコンサートでした。

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志賀高原はいい雪でした

20150313このところ寒さがブリ返し、北信では雪便りがありました。今日はご近所さん総勢6人で志賀高原に行きました。朝方は快晴を予感させるほどに天気が快方に向かっていましたが、その後はずっと曇りでした。その分、日中の気温は上がらず、ヤケビ頂上のゴンドラ終点は正午でマイナス8℃ほどでした。雪はキュッと締まってとても滑りやすく真冬の志賀高原、そのものでした。写真は寺小屋エリアで、リフトの電線が寒そうに氷結していました。寒い寒いと凍えつつも目一杯滑った1日でした。まだイケるじゃない、3月スキー!

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復興支援ソング「花は咲く」

20150312昨日のブログで紹介したコンサートで最後に歌われた題記の曲に思いが巡りました。震災記念日の昨日から遅ればせながらの投稿です。この曲は震災1年目に復興支援ソングとして誕生しました。NHKのプロジェクトとして、復興支援のために東北地方の著名人を集めてプロモーションビデオが制作されたのです。この歌は死者と生者とが歌い交わしていて、歌い手の一方は亡くなった人があの世から現世を見つめて歌い、そして生き残った人が亡くなった人を偲んで歌いかけているのだそうです。作詞の岩井俊二さんはこう語っています。

「難しい仕事でした。さてどうしたものかと思案する中、被災した石巻の先輩が語ってくれた言葉を思い出しました。『僕らが聞ける話というのは生き残った人間の話で、死んでいった人間たちの体験は聞くことができない』。生き残った人たちですら、亡くなった人たちの苦しみや無念は想像するしかないのだと。亡くなった人たち、生き残った人たち、あの震災を遠くから心配していた人たち、3・11から今に至るまで、それぞれが一体どんな思いをしているのか、数行ではとても描きようもない想いの、せめて僅かな片鱗でも書き留めることができたら、という想いで書きました」

この曲はYouTubeで種々菜々の如くあまたの登録がされていて、前回の「ふるさと」に倣って私の心に残った曲を5つ選んでみました。画像をクリックして見てください、選んだ理由を添えました。先日のブログで、ベートーベン「英雄」の聴き比べを投稿しましたが、この曲もそれぞれの味わいがあります。是非、クリックして聴き比べてみてください。このところ、「音楽」の投稿が多い日々でした。

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バチカンより「祈りのレクイエム」日本公演2015

20150311今日は東日本大震災から丸4年。朝から各テレビ局の特集番組が放映されました。その中で、WOWOWの題記の無料放送があって、これを視聴しました。ロッシーニ歌劇場管弦楽団が震災の慰霊と支援に初来日してのコンサートです。ロッシーニのオペラをはじめ、トリはモーツァルトの鎮魂歌「レクイエム」に至るまで3時間を超える生演奏でした。写真はステージのバックに陣取った私設合唱団が最後のアンコールに復興支援歌「花は咲く」を歌った瞬間を写したテレビ画面です。大合唱団がしみじみと万感を込めて歌い上げた表情がとても印象的で、この曲が一番よかったかなあ ...。

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ピアノタッチ

最近、図書館から借りたピアノの本にはまっています。昨日のブログで触れたショパンですが、読んでいる本によると、ショパンはのばした指で弾いていたようで、当時では異例でした。ピアノは指先を曲げて弾くのが伝統的ですが、今やのばした指使いで弾くピアニストが増えていることを知りました。ショパンの早いパッセージなどを弾くには指を伸ばして弾いた方がよいとのことです。昨日の悩みの解消法になるか、これから試してみることにしました。写真は「のばした指」と「曲げた指」との差をYouTubeの例で示したものです。両者の何とも巧みな指使いにタダ、ただ脱帽です。以下画像をクリックして、ご視聴ください。

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停滞するピアノ

20150309昨年12月のブログでショパンのピアノ練習に手こずっている旨の投稿をしました。その後もこの曲の練習に明け暮れているのですが、ゴールはまだ遠いこと、もう1年になろうとしています。この課題曲はショパン・ノクターンNo.21遺作で、手持ちのCDを収録して先生にしていますが、全く同じ演奏がYouTubeに公開されていることを最近知りました。状況として、このCD演奏のスピードを150%(1.5倍低速)に落として何とか弾くことまで到達しました。このスピードでは何とも遅いので、ゴール目標は125%スピード(トータル3分43秒)での演奏を目指しています。もう1歩のところなのですが、例の以下のパートが全くお手上げで困っています。

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このパートを収録した150%スピードのものは以下で、

125%スピードのものは以下です。

両者の演奏時間は150%が23秒、125%が19秒で、その差はわずか4秒です。パート最後の14連符は何とかなるのですが、途中の11連符が鬼門で、150%では弾けても125%では歯が立たないのです。どうしたことか、この数ヶ月停滞したままです。たいして高速には思えないのですが、小さな手を一杯に開いて3オクターブのジェットコースターを滑り落ちるように弾くにはもう限界なのでしょうか。何とかならないかなあ〜、とぼやくことしきり...。

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ベートーベン、交響曲第3番「英雄」

うちのオバはんがここしばらく留守していて、このところ我が家は音楽三昧の日々です。今日は題記のCDを聴き比べました。この曲はあまり手持ちのCDがないのですが、以下独断で寸評しました。

20150308-1★★★★
チェルビダッケ、ミュンヘンフィル
録音:1987年4月12,13日
大御所の朗々とした響きはブルックナーを彷彿する。素晴らしいハーモニーで落ち着いた雰囲気で聴ける。

 

20150308-2

★★★
テンシュテット、ロンドン響
録音:1991年9月26,10月3日
オーソドックスで期待を裏切らないかわりにハッとする驚きなし。弦楽の響きが強く軽いノリのあるタッチで重厚さがない。

 

20150308-3

★★
クレンペラー、フィルハーモニア響
録音:1960年5月29日
音の拡がりがなくモノトーンで寂しく、昔のポータブルプレーヤで聴くような感じ。演奏も暗くて渋く、葬送的なイメージ。

 

20150308-4

★★★★
カラヤン、ベルリンフィル
録音:1976年5月
歯切れがよく、華麗で美しい音楽。小気味良いテンポと相まって、音に厚みがあって細部をよく聴かせてくれる。

 

20150308-5

★★★★
小沢征爾、サイトウキネンオーケストラ
録音:1997年4月
軽くなく、重くもない中庸的なバランス。明るくテンポがあり、整ったハーモニーは気持ちがよい。

 

20150308-6★★★★★(一番のお気に入り)
ワルター、コロンビア響
録音:1958年1月20,23,25日
ダイナミックレンジが広く、ど迫力な演奏。全体スケールの大きさと高揚感で興奮する英雄。

 

いやぁ〜大音響の中、何とも疲れた1日でした。しばらく、「英雄」はいいかな...。

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J1開幕、松本山雅は?

20150307本日3月7日、J1サッカーが開幕しました。今年初めてJ1昇格した松本山雅(やまが)は名古屋グランパスと対戦して、3−3のドローでした。試合はNHK総合で実況放送され、テレビに釘付けとなりました。残り10分まで、山雅は3−1でリードしていましたが、惜しいドローです。今年はあのガンバ大阪や鹿島アントラーズも松本に来ます。松本も今や全国区で、安曇野はその奥座敷かな...。

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