試乗車廻り(その6)市場、開発動向

今日のブログテーマは題記の通りですが、日頃縁遠かったテーマについてにわか語り部に成れようにもありませんが、よろしく、おつきあいください。試乗車巡りを始めた頃より、自分の車を運転していて周りの車が気になり出しました。今までは一向に気にならなかったのが、どこの車で型式はどうで、スタイルはどうだ、などと急に目ざとくなりました。いろんな車が走っているのを見るに、これから先は車の市場がどうなり、それに向けてどんな開発が進むのだろうか気になってきました。前置きが長くなりましたが、今日は今まで出会ったディーラー営業マンの話や雑誌、ネット情報などを交えた話をしたいと思います。化石燃料の石油はじきに枯渇すると言われて久しいですが、この先まだまだガソリン車は健在のようです。枯渇問題よりもむしろ環境問題として環境性能の優れた次世代エコカーの開発が進んでいるようです。
20160115日本ではHVがエコカーとして普及していますが、環境基準が厳しい欧米の中にはHVをエコカー対象から外す動きがあり、より厳しい環境基準を満たすエコカーの開発に各自動車メーカーが凌ぎを削っているようです。次世代エコカーの開発は現在ではPHV, EV, FCVに絞られたようです。究極的にはCO2を排出しないEVやFCVへの移行が望まれますが、そのつなぎとして期待され次期主力とされているのがPHVです。EVは走行距離と充電時間に問題があり、FCVは価格とインフラ整備に課題があって普及が進まないようです。市場としては世界の新車販売台数にPHVが占める割合は20年の5%に対して50年は35%になると予測されています。一方、EVやFCVは50年でも普及率は数%台だとも言われています。ところで、HVとPHVの違いですが、HVはガソリンのみの燃料供給に対して、PHVは充電ができてEVとして50km程度は走り、電池が切れそうになるとエンジンで充電もしくはエンジン走行します。HVではEVで走れる距離はせいぜい1kmほどで絶えず、回生ブレーキでエネルギーを蓄えてバッテリー充電し燃料費を節減するもので、HVの電池容量はPHVの1/10以下だそうです。PHVはHV車の10台分以上のバッテリーを搭載しているのですね。営業マン他から聞いた情報を下記します。

  • トヨタは今年夏頃、PHVの新型プリウス(?)を発売するらしい。
  • 日産は燃費向上策として、Note級のボディにガソリン・エンジンの発電機を乗せてバッテリーで走る車を今年、発売するらしい。
  • HondaはGMとエコカー提携して、2年後くらいを目処にPHVを発売するらしい。
  • 三菱はEV, PHVの分野で先駆的に開拓し、アウトランダーはPHV販売台数が世界一。
  • スバルはEye Sightの安全装備の開発からエコカー開発にシフトして注力するが、具体的な発売計画は未定。
  • マツダはハイブリッドをトヨタからの技術導入に頼ってきたので、今後もその延長か?

今後の動向がますます気になりますね。

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