窪島誠一郎「無言館ノオト」を読んで

先日の講演会で感銘を受けた延長で、講演者が執筆した題記の本を読んだ。「無言館」なる美術館(?)は以前にテレビで紹介されてその名を知っていたが、どこにあってどのような経緯で開設されたか、知らずじまいだった。この本を読んでその詳細を知ったが、少なからず美術に興味を持っていた自分がその実在を知らず今までに出向くこともなかったことに恥じらいを感じた。この本の副題に「戦没画学生へのレクイエム」とあって、この無言館は画家の卵の作品を集めた施設で、美術館という規格には当たらず、しかも私設経営のスタイルは全国でも唯一のようである。この話題豊富な施設は上田市の塩田平にあって、先日行った「あじさいの小径」の近場にあったが、その時は気づかなかった。ぜひ近日中に出向いてみたいと思っている。

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