恵みの野菜達

昨日のブログに天候不順で野菜が高騰している旨、記しました。ところで、我が家ではうちのオバはんが小さな畑で精を出しているお陰で、わずかながら夏野菜たちに恵まれています。今日はたまたま、オバはんは首都圏に日帰りで出かけていて、代わりに私が畑で収穫してきました。右の写真が今日の収穫です。昨日の雨でキュウリの育ちがよく、5本と一人では食べきれませんでした。ブルーベリーはこんな感じで丁度、持て余すことなく消化しています。ミニトマトは日照不足で色づきはイマイチですが、黄色の甘みと赤の酸味が自家菜園ならでは味です。いつもは畑にも出ずに疎かったのですが、オバはんの野良仕事に感謝です。

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天候不順ですね

昨日は真夏日でしたが、今日は一転して梅雨空でした。このところ天気が変わりやすく天候不順ですね。今年の梅雨は日照不足で野菜の出来が悪く、小売の高値が続いているようです。そこで、今日は安曇野・穂高の7月の気象データを気象庁のホームページから拾ってみました。以下が自分のパソコンにコピペしたExcelシートです。気になるのが、降水量と日照時間で本日までの18日間の合計がそれぞれ75mm、41.4時間です。過去30年ほどの平均値では同様に18日までの合計が103.3mm、76.3時間でした。統計的には例年に比べて雨量も日照時間もかなり低い状況と言えます。特に日照時間は例年の54%と低く、この先も梅雨明けが例年よりも延びそうで、更に下回る懸念があります。酷暑の夏は歓迎されませんが、早く真夏になってほしいものです。

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第161回芥川賞・直木賞決定

本日、各受賞作の発表がありました。芥川賞が今村夏子の「むらさきのスカートの女」、直木賞が大島真寿美の「渦  妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)魂(たま)結び」と決定しました。図書館に予約済みで芥川賞受賞作品が2番目、直木賞受賞作が3番目の順番待ちで、今から楽しみにしています。

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エリザベス・ストラウト「何があってもおかしくない」を読んで

前回、日本を代表する文豪の一人で短編の名手、芥川龍之介のミステリを編集した本を読んだ勢いで、今回は西洋人の短編を読んでみようと思い立った。物色したところ「卓越した短篇集に与えられるストーリー賞を受賞した、ピュリッツァー賞作家ストラウトの最新作!」と言う触れ込みに惹かれて題記の本を読んだ。それは9編の短編から構成され、そのそれぞれが関連性を持つ連作短編集だった。片田舎で繰り広げられる貧しい暮らしのストーリーは、その語り手が各短編ごとに登場するごくありふれた人物で、ページの多くが対話形式となった物語だ。NYタイムズ評では「悲しみの中にある美しさ」とあったが、私にはその感銘はなく、世間話の戯言のごとくだった。文章もどう見ても瑞々しさやしんみりとした繊細さを感じずじまいで、期待していただけに拍子抜けした。ちなみに本のタイトルの原語は ANYTHING IS POSSIBLE と「なんでもありき」で、何となく纏まりのなさを感じた。

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法船寺のアジサイ

先日、弘長寺のアジサイを見ましたが、本日はうちのオバはんと法船寺と言うお寺に行って来ました。この前の弘長寺からは車で5分以内の近場です。右の写真が寺の駐車場から見たお寺です。境内はアジサイ寺にふさわしい佇まいで、まさにこの時期は華やいだ雰囲気でした。先日出向いたのもアジサイ寺で、違いは前回が実にいろんな種類のアジサイが咲いていたのに比べ、今回は種類がシンプルで、それでいて充分見応えのある咲きっぷりでした。それと小高い傾斜地にあって眺望がよく、市街地や遠く山々が綺麗でした。一番右下の写真がそれで、右隅に写っているのがうちのオバはんです。晴れた日は北アルプスがバッチリでしょう。今日は梅雨空ながら雨は上がっていて、雨天に訪れてもまた違った雰囲気になる予感がしました。前回と今回、どちらのアジサイが好みか、と言うと悩ましい問いです。近場なので優劣をつけずに両者をツアー巡りするのがいいですね。

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第161回芥川賞・直木賞は..

恒例の芥川賞と直木賞ですが、160回の最終選考とその発表がいよいよ、今週7月17日となりました。いつもですと、候補作のいくつかを発表前に読むのですが、今回は芥川賞も直木賞もいずれとも読むのを控え、発表後に読むことにしました。ところで、直木賞は今回ノミネートされた全作品が女流作家と、初の出来事のようです。と言っても、候補者は朝倉かすみ氏を除いて、今までにノミネートされた人ばかりで常連です。果たしてどの作品が選ばれるか興味津々です。と言うことで、本日、図書館に予約を入れてみました。「平場の月」が順位23番目で、これは借りるのに半年以上先になろうかと思われますが、それ以外は比較的にすぐに借りられそうな感じです。

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信州安曇野・田んぼアート

水田をキャンバスに見立て、色の違う稲で絵を描く田んぼアートが安曇野にも登場しました。今年のNHK大河ドラマ「いだてん」をモデルにした田んぼアートが安曇野スイス村に先月オープンし、今年の9月28日まで開催されるとのことです。右の写真が展望台の様子で、何やら無料ではなく大人300円の入場料がかかります。まあ記念にと言ったところで、登って眺めて見ました。以下が展望台から撮った写真です。背景に広がる北アルプスと屋敷林とのコラボでやっぱり、イベント色の濃い風景でした。でも、地元紙にはこの風景を見るために他県からもやってくる人(中村勘九郎ファン)も多いとの情報がありました。

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BSプレミアム 7/11放送「日の名残り」(その2)

昨日、放映のあった掲題の映画ですが、本日、その録画を観ました。英国の20世紀前半、貴族の館に仕える人々の人間模様が描かれ、主役の執事役、アンソニー・ホプキンスの演技が見事でした。映画は原作の小説に沿って、かなり忠実に描かれていて昨年読んだ本を彷彿させた。だが、本で感じ取った中身の奥深さや時代背景の機微までは映画ではあまり見えて来ずに、通り一遍の出来合いのようにも思えた。複数回に亘り、じっくり観るといいのかも知れない。

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弘長寺のアジサイ

本日はうちのオバはんと塩尻市との境で南松本にある弘長寺と言うお寺に行って来ました。数日前のローカルテレビで寺のアジサイが見頃になったとの報に、初めて出かけることにしました。右の写真が寺の入り口です。境内には実にいろんな種類のアジサイが所狭しと咲いていました。今日は小雨の降りしきる中、しっとりと濡れたアジサイを存分に見ることができました。安曇野に引っ越して以来、県内のアジサイの名所を何ヶ所か巡ってきましたが、こんな近くに名所があることに初めて気づきました。うちのオバはんに誘われたのですが、オバはんはアジサイを見るには雨天の日に限るとのことで、今日を選んだとのことでした。確かに天気にも恵まれ(?)充実した、そして近場への小さな旅でした。

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芥川龍之介「幻想ミステリ傑作集『魔術』」を読んで

本書は評論家の長山靖生が芥川の作品の中から幻想ミステリの切り口で選んで後書きした短編集で、掲題の名で2018年末に出版された。先月6月に図書館の新刊コーナーでこれを見つけ、読んだ。この短編集は26編から構成されたおよそ1世紀前の著作で、現代仮名遣いで蘇った復刻版だ。自身の経験では、学生時代に芥川龍之介・全集を購入して一通り目を通した記憶があるが、今読み返してみて作品の半分も覚えていなかった。その分、懐かしさと新鮮さが入り混じった読み心地だった。芥川ならではの研ぎ澄まされた簡潔な文章で歯切れの良さに流石と思えば、恍惚とした美しさに酔ったり、神経質すぎる悪夢に埋没したり、おどけた寓話の世界に笑ったりと、芥川ワールドを堪能した。ただ、この短編26編をもって幻想ミステリ傑作集としたくだりが馴染めず、編者の独りよがりではないかと最後に苦言を呈したい。

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