試乗レポート(その2)2日間の試乗を終えて

201601172日目は朝一に給油の後、ディーラーで30分間の急速充電(80%フル)を済ませ、うちのオバはんを乗せて東信に行きました。一般道で麻績(おみ)から峠越えで青木村に抜け、上田市経由で小諸の丸山コーヒーで昼食休憩しました。帰りは小諸ー麻績間(56.3km)の高速を走り、姨捨SAで10分間だけ急速充電した後、一般道路をあちこち廻って戻りました。トータル223.3kmのドライブです。途中、上田市の市街地では街全体が「真田丸」の赤一色で燃えてました。試乗車はアウトランダーPHEVで、峠越えのハンドリングも軽やかに、そして高速道路では前の車に追従走行できると言うクルーズコントロールや思い切り加速した追い越しなど、一通り楽しみました。今乗っている自分の車とは高速道路での静粛性や加速のパワーが雲泥の差で、なかなかの乗り心地です。そして、100km/hで定速クルーズ運転していて、前の車が極めて遅い車に出くわした時に追従するために自動ブレーキがかかる瞬間は思わずブレーキを踏みたくなる緊張とど迫力の追従切替えに身震いしました。うーん、一般道、山道、高速とどこを走っても気分爽快だ、とは私の感想です。オバはんはちょっと怖すぎて今すぐ運転できない、と言ってます。
さて、気になるのは2日間の燃費です。写真はナビに表示された走行情報を途中で撮したものです。平均燃費は全走行距離(425km)を満タン返しのガソリン量(18.04L)で算出すると、 23.6 km/L と意外と伸びていません。これには充電での走行分を無視した結果なので、充電代をガソリン価格(本日の単価¥114/L)に換算して補正すると、初日が18.9km/L、2日目が16.3km/L、総平均で17.4km/Lでした。どしょっぱなに、フル充電のバッテリーだけで約50km走破したのを目の当たりにし、ガソリン換算で、37.6km/Lもの数値をたたき出して舞い上がりましたが、走行条件でかなりの落差があることを実感しました。2日間の試乗を終え、このPHEVなる車は走行性、操縦性、居住性、安全性そして経済性のトータルで果たしていかなる価値があるのか、同列のライバル車がないだけに悩ましく、とても不思議な車です。
以上、長く続いた車のブログですが、本日をもって小休止したいと思います。ご閲覧、ありがとうございました。明日から、平常生活です。

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試乗レポート(その2)2日間の試乗を終えて への2件のフィードバック

  1. 厳島 のコメント:

    車の事が疎いのでPHEVとはから始まり勉強させて頂きました。
    軽人生の私は上り坂では少しでも重量が軽くなる様ハンドルを強く握って
    腰を浮かせ歯を喰いしばっての走行です。
    とてもPHEVの気分爽快の域には到達出来ません。
    このPHEV車で信州をかっ飛ばせばたまらんでしょうね。
    全国的な大雪なので信州のスキー場全開でもうブシュはないでしょう。
    ご予定は如何に??
    そうそうPHEVで志賀高原スキーされたら良かったのですが!!

    • 安曇野の風 のコメント:

      私も登坂能力のない自分の車で坂道の非力さを痛感してきました。今回、乗ったPHEV車は従来とまるで違った感覚の車でした。プリウスにもあるトンスミッションがPHEVにはなくてギアは固定方式で、ローやセカンドのエンジンブレーキがないのです。回生ブレーキと言うものでエンジンブレーキに相当する制動ができて充電もするのですが、満充電になると回生ブレーキが利かなくなると言うのです。駆動は主に前後の2モーターでフルタイム4WDのようなのですが、雪道では4WDロックのボタンもあって、通常の4WDとはどこが違うのか分かりませんでした。これに、エンジン直結の前輪駆動も併用できるのですが、どう使い分けできるのか奥が深そうです。そのほかに、アウトドア用にAC100VのコンセントからMax.1500W容量の電気が使えるようです。満充電で家庭の1日分、ガソリン満タンで10日分の電力が賄えるとなると、ブリザードでホワイトアウトに遭遇しても心強いですね。
      今日は安曇野でも大雪でしたので、スキー場はさぞ積雪が挽回したのでしょう。でも今日は猛吹雪、強風で最悪の日だったようです。しばらく雪が降り続く模様で、今週後半あたりからはグッドコンディションになることを祈っています。
      コメント、ありがとうございました。

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